ゴルフ目的地。今年2015年は、バハ・カリフォルニア

皆さま、新年おめでとうございます。Cabo_15a_JM_mini

雄大な日没を、ゴルフ場に穫り入れる。ニクラスの好みの手法。ここBaja Californiaでも、それが楽しめるはずだ(photos by Jim Mandeville)

雄大な日没を、ゴルフ場に穫り入れる。ニクラスの好みの手法。ここBaja Californiaでも、それが楽しめるはずだ(photos by Jim Mandeville)

今年、私が推薦する、新しいゴルフの目的地。それはメキシコの、Baja Californiaです。その最南端に、ここ数年新しいゴルフ施設が、複数オープンしています。

メキシコは国境の南。従ってそれだけ赤道に近い。その気候を利用。シーズン序盤の3月。カリブ海に面したリゾート、マヤコバで男子ツアーが行われている。この辺りは、東部など、米の中心部から、視野に入る。

一方のメキシコ太平洋岸。そこは開発が遅れた。一つの理由は、突き出た大きな半島だったこと。処がいま、その半島が売りになっている。それがバハ・カルフォル二ア。

この半島は基本的に乾燥気候。そこでいまゴルフ場造成が活発。米東部からは遠い。だがカリフォルニアの、LAやサンディエゴからは、空路2時間前後。と言うことは、日本から一度の乗り継ぎで行ける。それゆえに、私はバハ・カリフォルニアを、読者諸兄に、紹介したいわけである。

ことにバハ・カリフォルニアでも、いま注目されているのは、半島最南端の、Puerto Los Cabos周辺。ラウンド時間が、遅くなれば、遠く太平洋に沈む、ゴージャスな夕日を満喫できる、絶景のポイント。 また季節によっては、ホエールウオッチングが、楽しめる可能性もある。新設のうちの2つは、ジャック・ニクラスの作品。

 この地図が示す通り、リオグランディの南がメキシコ。その本土は全体に山国。そのためメキシコシティやグワダラハラなど、大都市は海抜1マイルの、高所に造られてきた。  左側に長く突き出た半島が、バハ・カリフォルニア。今年のお勧めは、この最南端への旅だ(State Farm Road Atlasから)

この地図が示す通り、リオグランディの南がメキシコ。その本土は全体に山国。そのためメキシコシティやグワダラハラなど、大都市は海抜1マイルの、高所に造られてきた。
 左側に長く突き出た半島が、バハ・カリフォルニア。今年のお勧めは、この最南端への旅だ(State Farm Road Atlasから)

米のリゾートの草分けは、ノースカロライナ州のパインハースト。深い雪に覆われる、東部ニューヨーク、ボストン首都ワシントンなど。そこから列車で南下。そのエスタリッシュメントを対象に、開場は1895年。全米オープンが、産声を上げたのと同じ年。

その後1907年。有名なNo.2コースが完成した。設計者はドナルド・ロス。スコットランドの、ドーノックでゴルフと、コース設計を学び、一時代を築いた功労者。

そのパインハーストが、Golf destinationの草分け。その後航空機が発達。交通の便がよくなると、更に南下してフロリダ。太平洋のハワイ。さらにメキシコ国境に近い南加州、スコッツデールや、カジノの都ベガスへ分散拡大した。

それら一世紀超の歴史を踏まえ、今年、私が皆さんに紹介したい、新しい目的地がバハ・カリフォルニア。その最南端にオープンした、Cabo del Solの2つのコース、オーシャンとQuiviraだ。

百聞は一見に如かず。この2枚は、ニクラスの専属コース写真家、Jim Mandevill が、撮影したモノ。日本では到底、お目に掛かれない光景。こんな場所で、ゴルフのバカンスを過ごす。生命の洗濯に、これ以上の贅沢はない。

かつて、バブル景気華やかし頃。日本のゴルフ好きは、その多くが、強い円を懐に、ハワイ、そして南加州のゴルフ場に、殺到した。当時この辺りのゴルフ場で、石を投げれば、当たるのは日本人だった。

そして今、スローライフ。そしてより豊かな個性的選択が、可能な時代。

私自身、未だ此処は体験していない。だが、何れもニクラスの自信作。それは日本の大衆ゴルファーにとって、遠い存在。それだけに、今年2015年「プレーし、満足したコース」に付け加える」。楽しいことに、違いない。

(New Year’ Day.2015)